これから変化しうる前提を見つけて賭ける

10xを狙うとは、(1)「これまで変化しなかったが、これから変化しうる前提」を見つけ出し、(2)当事者としてその変化にbetすることだと思います。
見つけ出すことと、betすることはそれぞれに違う難しさがあります。両方が必須だからこそ難しく、故に「何かがバグった人」が求められるなとも感じています。

(1)

何かを見つけようとしたら、より対象を凝視しなければならず、それは「それ以外に目を向けること」とのトレードオフになります。
多くのテーマを一人で追いかけると、薄い何かしか見つけられず、それは「non-concensus right」になり得ない。だから人から嫌われるほどの強度の集中が求められる。
僕の場合はこの副作用として人付き合いが悪かったり、その他への集中が極端に低い(自分の言い訳でしかない)という明らかな欠点があります。故に、「自分が気づけないことを示唆し、拾ってくれる人」に非常に助けられています。

(2)

当事者としてbetすることは、「誰も動かすことができなかった前提と向き合い続けること」が必要。なぜ今の自分ならできるのか、できないなら何が障壁になるのか。膨大な自問自答と、実験と失敗がつきまといます。脳は普通、多くの失敗に耐えるようにはできていないそうです。それが障壁になる。
H×Hでは主人公のゴンが念を修行しながら大自然を相手に四苦八苦する様子が描かれています。漫画では美談ですが、普通はあんなんできません。痛いし辛いし、脳のプログラミング的には続けるより逃げるようになっている。
 
それをニコニコこなす彼はバグってるんです。スポーツやったら分かると思います。
実は直近、「まさか自分が」と思っていたことが明らかになり辛い気持ちになったのですが、10xを狙うためのギフトだったと前向きに捉えることにしました。
苦手なことはなかなか克服できないけど、周りに支えてもらいながら(申し訳ないですが、頼みます)自分は(1)見つけることと(2)賭けることに大胆に振り切っていこうと、改めて思いました。
※普段はできるだけArticleやEssayを書くことを意識しているのですが、自分にとって大きな出来事だったので書き残しておきます。