Autify CEO近澤さんとの出会い

投稿日
2021/7/8
カテゴリ
Essay
何度か一緒にPodcastを収録しているAutify CEO近澤さんとの出会いについて、そして僕から見た彼の姿を少し書いてみたいと思います。
 
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このPodcastではE2Eテストを自動化するSaaSを提供するAutifyというスタートアップのCEOの近澤さんとお話しました。以下のような内容について話しているのでぜひ聞いてみてください。
  • PodcastやっててなにかPositiveな実感ある?
  • 最近開始したアプリ向けテストはどういう会社やチームからの要求が多かったの?
  • Web TestとMobile Testの技術的差分は?
  • Autifyのビジネスと資本政策について
 
この収録に収まらなかった、自分と近澤さんとの出会いや、僕から見た彼の姿を少し書いてみたいと思います。
 
僕が彼と出会ったのは2016年12月です。その頃の彼の会社はAutifyではなくLockiという翻訳CMSのプロダクトを提供していました。GithubのREADMEや、様々なWebページへJavascriptを埋め込むと多言語に瞬時に翻訳され、ローカライズが自動化でき、プロダクトの成長をサポートできる、たしかそんなプロダクトだったと思います。
 
彼は当時はどんなユーザーにこのプロダクトが刺さるのかを確かめるために、さまざまな潜在的ユーザーへ対しインタビューしていました。僕もその一人で、スタートアップにいて定期的にブログを書いており、そのブログを多言語化するようなニーズが有るのか、というのをインタビューでヒアリングするためのアポイントだったと記憶しています。当時所属していたメルカリのある六本木ヒルズのスタバでお会いしました。
 
その時はコーヒーを飲みながら、彼が実装したプロダクトについて2,3言葉を交わして、ではまた、という感じで別れたと記憶しています。当時の印象は「難しそうなプロダクトだな〜でも真っ直ぐに起業してて、色んな人から応援されていて気持ちの良い人だな」と好印象を持ったことを覚えています。
 
それから7ヶ月後、僕が起業することになります。
 
起業時に「良いプロダクトを創る」ということは決まっていたのですが、肝心の資金調達やオフィスをどうしていくかなど一切知識がないまま起業したため、いろんな先輩方にお話を伺うという体で近澤さんにもお会いさせてもらいました。
 
その時も近澤さんはこれでいく!というプロダクトが定まっておらず、ある選考型の期限付きシェアオフィスで仕事しているとのことでした。オフィスに困っていた僕はすぐに紹介してもらい、近澤さんの猛Pushもあって入居することに決まりました。それが今はなきTECH LAB PAAKというリクルートが運営していたシェアオフィスです。ちょうど近澤さんたちの退去と同時に10Xが入居するという入れ替わりだったので一緒に仕事をする機会はありませんでした。
 
その後も縁は続き、近澤さんも僕らもシェアオフィスを出た後に人形町にオフィスを構えることになります。のでちょいちょいランチなどしていたのですが、彼らは早々にオフィスを引き払いアメリカのAlchemistというSaaS系でトップのアクセラレータープログラムに合格したのでそこに行くと行って飛び立ってしまいました。
 
半年後帰ってきた近澤さんは明らかに別人でした。テスト自動化というまさにバーニングニーズのある市場へのエントリーを決め、契約もとり、プロダクトもほぼ固まり、アメリカでアドバイザリーボードを創るなど非連続な成長をしていたのです。それ以後の快進撃は知るとおりですが、正直このプロダクト、チーム、マーケットのポテンシャルはまだまだ正しく認識されていないと思います(僕のようなプロダクトマネージャーやQAの方には彼らのプロダクトがいかに世の中に必要なものかよく分かると思います)。
 
お互いに色々会ったけど、初めて会ったときに「会社の中でうまくやっていくの難しいよね、起業家としてしか生きられないよね」と話したのがいまでもたまに思い出します。近澤さんには「自分の脚で立つ」という覚悟が当時から備わっていて、だから失敗をものともせず非連続にチャレンジし続けている結果が少しずつ見え始めているのだと思います。
 
もちろん、僕も近澤さんも全く満足しておらず、今見ている景色は理想の1%程度くらいの認識だと思いますが。
 
10X起業直後から、ずっと横目で見てきて、今も同じフェーズにいながら切磋琢磨できる。僕にとってはそんなありがたく、貴重な存在です。